平石紙器工業 株式会社
どんなに時代が進んでも
「箱」の大切さは変わらない
「ものを作れば絶対に箱が必要、箱が世の中から消えることはない」と考えて祖父が平石紙器工業株式会社を創業したようです、と語るのは3代目である平石泰司代表取締役社長です。箱づくりはまず入れるものに合わせて紙の厚みや形状を決め、寸法取りをして設計をします。設計図に合わせて試作品を手づくりし、うまくいかないところを修正して設計が完成します。量産には機械も使いますが、製函の工程は複雑なので数量が少ない場合は、機械をセットするより手づくりの方が早く作れます。
お客さまには和菓子や洋菓子のお店が多く、どうやってお菓子を引き立たせるかを考えてデザインします。最近では宅配便で発送されることも多く、強度や規定のサイズに収まるかなど、検討する項目も増えています。実は平石社長は製菓の専門学校で勉強して資格を取ったり、トラック運送の仕事をしたこともあり、そうした経験がすべて今の仕事につながっています。
商品の顔である
パッケージづくりで
お客さまに貢献
同じお菓子でも箱のデザインを見栄えの良いものに変えると売上が増えます。そうした効果を期待して箱を注文されることも多いそうです。お客さまの期待が大きい分責任も重大ですが、新しい箱の評判がいいと聞くと苦労したかいがあったと感じます。最近では特に貼函づくりをやめてしまう業者が増えていますが、可能な限りオリジナルの貼函づくりを続けていきたいと平石社長は話します。
平石紙器工業 株式会社
代表者 | 平石 泰司 |
所在地 | 世田谷区上馬4-13-13 |
設立 | 昭和28年(1953年) |
主な事業 | 各種紙パッケージ、貼函などの製造 |
連絡先 | 03-3412-8771 |