ものづくり事業者は、
世田谷区内で
事業を展開するだけでなく、
さまざまなイベントを通じて
地域の人たちとつながっています。

端材等を使ったアート体験

世田谷区では令和3年度に乳幼児教育支援センターを設置し、乳幼児期の教育・保育の質の向上を図ることを計画をしています。そうした取り組みの中のひとつに端材を使ったアートづくりというものがあります。世田谷区では、乳幼児期の教育・保育において先進的取り組みを行っているイタリアのレッジョ・エミリア市の、企業廃材を活用した創作活動の取り組みを参考にして、区内の事業者と連携した準備を進めています。
「幼児教育・保育プレ・メッセ」では、区内の7事業者から提供を受けた端材を使ったイベントが開かれ、子どもたちの歓声が響きました。

提供された素材は革や木材、アクリル板のほか、印刷のテスト用紙、舞台装置の布地のはぎれなど、普段触れることのないものも多く、子どもたちの創造力を刺激するようです。

幼稚園や保育園の中には、近くの事業所との交流が進んでいるところもあり、学芸発表会で事業者の人を呼んで自分たちが端材で作った衣装を見てもらう計画もあるようです。

リ・素材(リサイクル+素材)をご提供いただきました
有限会社アトリエ・カオス(79P):衣装や小道具の材料の布、紐、アクリル板、小物など
アンダンテ靴工房(46P):革の端切れや型を取った靴など
有限会社印材舎(35P):サンプル印刷で使用済みの用紙
有限会社亀屋邦楽器(18P):材質や太さの違う三味線の糸
有限会社繁岡美術(23P):クリスマスカードに使用した残りの紙や箔
株式会社友成工芸(29P):表面加工の異なるアクリル板
株式会社丸山工務店(63P):木材や緩衝材などの端材