株式会社 日本フラックス

電気メーターの部品から宝飾品まで
ろう付技術でお客さまの要望に応える

ろう付加工を自動で行う機械、炎の当たる部分の温度は600度以上にもなるため安全管理も厳しい
ろう付加工を自動で行う機械、炎の当たる部分の温度は600度以上にもなるため安全管理も厳しい

フラックスというのは溶接の一種であるろう付などを行う際に、加工を促進するために用いられる補助剤です。株式会社日本フラックスでは電力メーター関連の部品や、 給湯器や空調機の部品、歯科用の器具などの銀ろう付の受託加工を中心に、フラックスの販売や床暖房などに使われる大型ガス給湯器の点検やメンテナンス、交換などを業務としています。
ろう付は200~300度程度の高温でも使える耐熱性を持ち、1平方ミリ当たり30~50kg程度の引っ張り強度を持っています。これは引っ張っても材料の方が破断してしまい、ろう付面がはがれることはないという強さです。また通電性もあるため電気部品にも使えるなど、使用に制約が少ないことも特長です。
一般の家庭で使われる電気製品やガス器具の中にも、外から見ることはできませんが、ろう付によって加工された部品が多数使われています。日本フラックスは見えないところで毎日の生活を支えている企業です。

すべての製品は
全数検査で品質を保証する

ろう付加工では、工程上使用する炎が空気の流れでわずかでも揺らぐと製品にばらつきが出る可能性があります。こうした可能性を全て排除するため、製品には抜き取り検査ではなく全数検査を実施していると三宅代表取締役は話します。同社には日産4~5,000個の機械が4台稼働しているので1日に1~2万個の検査が必要であり、工場には生産要員よりも検査要員の方が数多く配置されているそうです

高い品質と精度を保証する全数検査はその製品専用のゲージを使って目視で行う
高い品質と精度を保証する全数検査はその製品専用のゲージを使って目視で行う
受託加工のほか固形や液体の各種用途向けフラックスや線状の銀ろうも販売
している
受託加工のほか固形や液体の各種用途向けフラックスや線状の銀ろうも販売
している

メッセージ

見学や体験をすると仕事への
興味が湧いてきます

本で読んだり話を聞いたりするだけでなく、実際にものづくりの現場を見学したり体験したりすると思わぬ興味が湧いてくることがあります。はじめはテーマパークの職業体験施設でもいいと思います。子どものうちに楽しみながら仕事を考える、その意義は大きいと思います。

三宅英治代表取締役
三宅英治
代表取締役

株式会社 日本フラックス

nipponflux.hp.gogo.jp

日本フラックス

株式会社日本フラックス
代表者三宅 英治
所在地世田谷区代沢5-7-7
設立昭和35年(1960年)
主な事業フラックスの製造・販売、溶接棒の販売、各種溶接(ろう付・はんだ付)加工
連絡先03-3413-8811
トーク・見学・体験