株式会社 友成工芸

デザインと加工の
緻密な連携が生み出す
新しいアクリルの魅力

プレゼントや記念品としても好評な「mas/mas」は、美しさと効率を考え一筆書きのように重複しない動きで彫り上げるようプログラムを組む
プレゼントや記念品としても好評な「mas/mas」は、美しさと効率を考え一筆書きのように重複しない動きで彫り上げるようプログラムを組む

友成工芸のスタートは機械彫刻。精度の高いアクリル製の製図用定規を、目盛も数字もすべて機械彫刻機による手作業で製作していました。ここで培ったアクリル加工技術を発展させ、現在ではアクリル製のトロフィーやPOPなどを中心に製造しています。
アクリルの一番の魅力はガラスより優れた透明度と優れた加工性。飛行機の風防に使われるほどの強度もあります。従来のシルク印刷に加えインクジェットプリンターの導入により、グラデーションなどデザインの幅が飛躍的に広がりました。お客さまからの要望をアクリル素材に最適な形にアレンジし、デザインと加工の連携を取りながら自社で加工できるため仕上がりは好評です。
「納品後にわざわざお礼の電話やメールがくることもある」と友成哲郎代表取締役は笑います。
アクリルを熟知したスタッフがお客さまからの難しい課題を解決し、完成度の高い製品を作れるのが友成工芸の強み。これからもアクリルの魅力を追求していきます。

カンボジアで
ものづくりの技術を継承

機械彫刻機の操作には製造業の基本となる技術要素がすべて含まれ、ものづくりの手の感覚が養えます。残念ながら国内では廃棄される機械彫刻機を海外に運びものづくりの技術継承に取り組んでいるのが、関連する株式会社TOMONARIの友成冨美代表取締役です。地道な努力が実って、カンボジア国立技術総合学校(NPIA:National Polytechnic Institute of Angkor)で技術指導 ができるようになりました。ゆくゆくは現地の人が起業できるようにすることが目標です。
NPIA の実習ではアク リル枡の彫刻などを しています。
アクリル桝 mas/mas(マスマス)は東京インターナショナル・ギフトショー春2021第9回LIFExDESIGNに出展し、ベストサスティナビリティ賞を受賞しました。

NPIAでは「mas/mas」に伝統のクメール柄を彫って実習しています。品質基準をクリアしたものは製品として買い取り、日本で販売しています。(写真はクメール柄)
インクジェットプリンターによる印刷ではプログラムにより中間色やグラデーションも自由自在
インクジェットプリンターによる印刷ではプログラムにより中間色やグラデーションも自由自在

メッセージ

思い描いたものを
自分のやり方で形にする

自分の感じたことでも空想でも、思い描いたことを形にしてみることは大切です。何も職人のハンドメイドだけがものづくりではない。文章でもイラストでも3Dプリンターで出力したものでも、自分の思い描いたものを、頭の中だけでなく実際に形にして残す喜びを知ってもらいたい。

友成哲郎代表取締役
友成哲郎代表取締役

株式会社 友成工芸

www.tomonari.co.jp

友成工芸

株式会社友成工芸
代表者友成 哲郎
所在地世田谷区池尻4-26-7
設立昭和27年(1952年)
主な事業アクリル加工、工業彫刻加工
連絡先03-3413-7050
トーク・見学