株式会社 小原工業
患者さんと義肢装具士に
最高の材料を提供したい
![木製の足には機械でできない加工が多く、ほとんどが手仕事](https://www.monozukuri-setagaya.jp/btoc/wp-content/uploads/2020/02/top_001_Obara.jpg)
手や足を失った患者さんの暮らしを支えるため、一人ひとりに合わせた義手や義足を組み立てる義肢装具士という仕事があります。その装具士に必要な材料や工具を提供するのが小原工業です。義肢づくりは欧米の方が歴史が古いため多くは輸入品に頼っていましたが、日本人の体型や生活様式にはなかなか合いません。そこで、小原工業では海外の技術を日本人向けにアレンジしています。
装具士さんから患者さんの使い方をヒアリングして、改良を重ねます。筋金には、日本刀を作るときと同じ鍛造の手法を今でも残しています。現在では、より軽く加工のしやすいジュラルミンなどの素材が主流ですが、昔ながらの鍛造によるしなやかな鉄を使った筋金に根強い信頼感があるからです。小原工業の自慢は、そうした患者さんの様々な声に応えられること。 「ひとりでもお客さまがいる限り、鍛造の筋金も作り続けます」と企画部室長小原正泰さんは言います。
金属加工から木工まで
職人技の結集
筋金や工具をはじめ、革や細かいねじを含めると小原工業が扱う商品の点数は何万点にも及びます。装具士さんの必要とするあらゆるものを提供する という考え方でやってきたからです。 1階の工場を見学して、まず驚くのは工作機械の数の多さです。削ったり、曲げたり、穴を開けたり、組み立てたり。しかも金属だけではなく木材や樹脂も加工します。一人ひとりの「こんなものが欲しい」という声に応える姿勢が、仕事の誇りにつながっています。
![微妙な堅さの調整も指先の感覚ひとつでこなしていく手際がみごと](https://www.monozukuri-setagaya.jp/btoc/wp-content/uploads/2020/02/kodawari_001-4.jpg)
![職人歴50年以上という菊池工場長](https://www.monozukuri-setagaya.jp/btoc/wp-content/uploads/2020/02/kodawari_002-3.jpg)
![企画業務部室長 小原正泰さん](https://www.monozukuri-setagaya.jp/btoc/wp-content/uploads/2019/11/chest_Obara_001.png)
小原正泰さん
株式会社 小原工業
![株式会社 小原工業](https://www.monozukuri-setagaya.jp/btoc/wp-content/uploads/2020/02/img_company_Obara.jpg)
代表者 | 秋山 七奈子 |
所在地 | 世田谷区用賀2-18-9 |
設立 | 昭和21年(1946年) |
主な事業 | 義肢装具材料及び義肢装具機械設備の製造販売、リハビリテーション用具の販売等 |
連絡先 | 03-3700-4631 |
![トーク・見学・体験](https://www.monozukuri-setagaya.jp/btoc/wp-content/uploads/2020/02/icon_t_v_e-e1582594924200.png)