富士梱包紙器 株式会社

段ボール・板紙にこだわった
パッケージづくり

導入されたばかりの最新鋭の機械。これまで手動で行ってきた作業も自動化半自動化されるため業務の効率化に効果が期待される
導入されたばかりの最新鋭の機械。これまで手動で行ってきた作業も自動化半自動化されるため業務の効率化に効果が期待される

カメラの高級化粧箱の製造からスタートした富士梱包紙器は、昭和43年(1968年)の世田谷区への移転を機に段ボール箱の製造を始めました。強い、軽い、安い、加工がしやすいと、良いことづくめの段ボールは梱包材料としてずっと使い続けられてきました。
使用済み段ボールは、ほぼ100%リサイクルすることができるので、最近ではその環境に優しい特長に注目が集まっています。イベントで紙の船を造って水に浮かべるなどのPR活動にも力を入れた結果、他の素材で作っていたものを紙で設計できないかという依頼が増えるなど、業務の幅も広がっています。「時代に合わせた製品を開発すれば段ボールの未来は開けてくる」と代表取締役社長 松倉義弘さんは将来を見すえます。今後は金属やプラスチックを段ボールなどの紙素材で置き換えるといった新しい発想による製品の開発や、そのまま贈答にも使えるような意匠性の高いパッケージの開発など、付加価値の高い製品の研究開発にも力を入れて行く予定です。

習熟とチームワークで
良いものを早く

工場内には使い込まれた機械が並んでいます。シートを断裁し折り筋を付ける、スリットを入れる、箱にして針金で留めるなどの機械に交じって新しい機械も並びます。のり付けなど手作業も多かったのですが、最新の機械は半自動でこれらの作業をこなします。「従業員は誰でもひと通り機械を使いこなせる。忙しいときにはみんなが何でもやらなければ、注文をこなせません」と語るのはベテラン工場長。臨機応変に多品種、小ロットの注文にも応えます。

新しい機械と並んで古い機械もまだまだ現役として稼働している。作業に応じて新しい機械、使い慣れた機械を有効に使い分けている。
新しい機械と並んで古い機械もまだまだ現役として稼働している。作業に応じて新しい機械、使い慣れた機械を有効に使い分けている。

メッセージ

最後に形ある製品になるところが喜び

IT企業やソフト会社もものづくりですが、データやプログラムという形のないものが製品です。それに対しものづくり=製造業の製品は形があって、目で見て手で触れるもの。作った自分も 渡したお客さまも、製品を目の前にすれば良いものはすぐわかる。形があるからこその喜びです。

松倉義弘代表取締役社長
代表取締役
松倉義弘さん

富士梱包紙器 株式会社

www.fuji-ks.jp

富士梱包紙器

富士梱包紙器 株式会社
代表者松倉 義弘
所在地世田谷区砧4-1-10
設立昭和26年(1951年)
主な事業各種段ボール箱・化粧箱・梱包資材の企画、開発、製造
連絡先03-3415-4431
トーク・見学
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