株式会社 世田谷電線製作所

高機能のリッツ線が
鉄道・自動車の安全を守る

用途に合わせて素材やよりあわせる本数などが異なるさまざまな電線を製造する
用途に合わせて素材やよりあわせる本数などが異なるさまざまな電線を製造する
「絹巻線」音質を向上させるため高級スピーカーのケーブルにも使われる
「絹巻線」音質を向上させるため高級スピーカーの
ケーブルにも使われる

細い電線を複数本よりあわせた電線の一種で、鉄道の安全運行を守る信号装置などに使われるリッツ線をはじめ、エンジンやブレーキなど自動車をコントロールする電子制御装置のワイヤーハーネスを製造しているのが、株式会社世田谷電線製作所です。その他リード線やジャンパー線なども製造しており、製品は医療機器やセキュリティシステムなどにも幅広く使われています。1本の直径が0.025mmという極細線を数百本束ねた製品などは、独自の改良を加えた特別な製造ラインでしか作れません。製造工程は必ず自分でも経験してみるという市川雅一代表取締役は、「自分でやれば製品の優れた点や製造の難しさがわかるので、自社製品の価値を正しく評価することができる」と話します。最近では設計図をもとに製造するだけでなく開発の段階から参加することで、納期短縮やコスト削減などお客さまに大きなメリットをもたらす仕事の進め方にも力を入れています。

最高峰の技術を
汎用製品にも応用

世田谷電線製作所ではレースカーのワイヤーハーネスも製作しています。レースでは 製品としての性能や効率はもちろん、速く走るための極限までの軽量化や振動に対する耐久性も厳しく求められ、製品はほとんど手づくりです。ひとつのレースが終わると次のレースまでの数日間で改良しなくてはならないことも。こうした過酷な条件をクリアした経験や技術が、一般用製品の仕様や製造工程管理にも生きてくるのです。

汎用車用のワイヤーハーネス レースカーでの経験が生きている
汎用車用のワイヤーハーネス
レースカーでの経験が生きている

メッセージ

ゴールを決めずに自由に
挑戦してみよう

今の子どもたちが何かを作るのは、 夏休みの自由研究くらいでしょうか。 私が子どもの頃はボール紙や木の 切れ端で人にはよくわからないも のを作って、自分の中ではいつも 大成功でした。今から思えばそれ は発想力の第一歩。ゴールを決め るよりやってみることが大事です。

市川雅一代表取締役
市川雅一代表取締役

株式会社 世田谷電線製作所

www.setagayadensen.co.jp

世田谷電線製作所

世田谷電線製作所
代表者市川 雅一
所在地世田谷区弦巻2-29-10
設立昭和44年(1969年)
主な事業鉄道用電線の製作、各種電線の加工・組立
連絡先029-896-5580
(阿見事業所:茨城県稲敷郡阿見町中央2-3-20)
トーク・見学
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