有限会社 アトリエ・カオス

奇想天外なアイデアで
ステージを沸かせる

「自分の作ったものが舞台で使われるのがうれしい」作業は大変だが活気あふれる制作現場
「自分の作ったものが舞台で使われるのがうれしい」作業は大変だが活気あふれる制作現場
ステージに巨大な象さえ出現させてしまう
ステージに巨大な象さえ出現させてしまう

舞台が真っ赤な炎や煙に包まれたり、大海原が出現したり、人が空中に飛び上がったり…。舞台やコンサート、映画やテレビなどエンターテインメントの世界で、常に新しい小道具や特殊効果を考え続けて30年、アトリエ・カオスは誰も考えなかった発想でステージを盛り上げます。松任谷由実さんのコンサートでは、初めてフライング(宙のり)を実現しました。またこれがきっかけで当時は右も左もわからなかった歌舞伎の仕事にも携わるようになり、役者と馬を一緒にフライングさせたり、多人数を一度にフライングさせたりと、伝統の世界に斬新な演出を取り入れるお手伝いもしています。納得のいく仕事で役者さんやアーティストの方に認められた時はもちろんうれしいのですが、一番うれしいのは何よりも観客の皆さんが、私たちの仕掛けや効果で沸き上がった時です。その感動を得るために、アトリエ・カオスは今日も新たな驚きに挑戦しています。

「できません」
とは絶対に言わない

「ステージは異次元空間だからアイデア次第で何でもありです」と話す田中義彦代表取締役。客席を水浸しにすることはあり得ないが、大量のドライアイスの煙を一度に客席に流せば洪水の演出ができます。舞台に火はつけられないが、スモークを送風機であおって斜めから照明を当てれば迫力のある炎だって作れます。
「できません」と言ってしまったら話はそこで終わり。今までの経験と新しいアイデアを組み合わせて「できる」に変えてみせるのがアトリエ・カオスの仕事です。

常にタイトな制作スケジュールの中でがんばる中堅女性社員。手にしているのは『超歌舞伎』の舞台で使われた龍の頭の小道具
常にタイトな製作スケジュールの中でがんばる中堅女性社員。手にしているのは『超歌舞伎』の舞台で使われた龍の頭の小道具

メッセージ

好奇心でのぞいた
美大生のたまり場が原点

中学生のころにおもしろがって通っていた美大生が集まる共同 アトリエ。そこへ行って仕事を手伝うことが、何かワクワクして好きでした。「好き」は何かを始めるきっかけであり、続けるパワーにもなります。続けていれ ば開ける道もあります。

田中義彦代表取締役
田中義彦代表取締役

有限会社 アトリエ・カオス

atelier-khaos.com

アトリエ・カオス

有限会社 アトリエ・カオス
代表者田中 義彦
所在地世田谷区八幡山1-1-15
設立昭和59年(1984年)
主な事業映画、ステージ等の特殊美術製作
連絡先03-3303-7770
見学